【青く焼けたマフラー】


 信号待ちのスクーターの方が、マフラー代わりにマフラーらしきものを首に巻いていました。はい、ダジャレであります。ただの鉄パイプかもしれませんが、首に引っかけて右脇腹にまで伸びている長さから考えると、話のタネとしてマフラーであれかしと願望を投げかけてしまいます。
 マフラーについては以前から青く焼けたマフラーが気になっていました。ステンレス製のマフラーはいくら焼けても黄色味が強くなるだけで、青くはなりません。青から紫へとグラデーションを奏でるのは鉄、チタンだそうです。塗装を施すわけでもなく、金属の温度変化で自然に生じる鮮やかな青。凄く不思議で神秘的な印象を受けます。しかも、鉄の場合は280度から285度の間でしか生まれない青色だそうで、”fire blue”という格好良い呼び名が付けられているのも頷けます。BMWのZ4でRowenチューンされていた四本出しが綺麗な青焼けマフラーだったり、あるいは環八で陸送中のフェラーリ599のマフラーが青焼けだったり、ドラッグストアで隣り合わせたE70型X5の四本出しが青焼けだったり、はたまたランボルギーニ麻布前で爆音響かせるやはりフェラーリ599が青焼けだったりと、青焼けマフラーは一定層に根強い人気がありそうです。
 とはいうものの、車の性能を引き出す排気系としては必ずしもチタンや鉄がベストではないという考えもあり、さらに青く綺麗に焼き入れをするには手間もかかるので、純正で青焼けマフラーを用意するメーカーが見当たりません。これぞまさしくチューナーの領分なのかなと思います。

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