ボディカラーが緑色のアウディR8です。このようなボディカラーを見ると、一口にグリーンと言っても文字通り実に多彩で色とりどりなんだなと思います。白や黒やシルバーであれば、重箱の隅をつつくような多様な展開もやむを得ません。他社との競合が当たり前の色なので、差別化の必要性からどうしても細かな展開になります。ただ、競合することなどほとんどないであろうグリーン界隈でこのような攻めた色味というのは、他社比較の要素は少なそうです。ただ車に合う色を追求した結果としてのマージナルな色味なのかもしれません。
そして、どのような色であろうと商品である以上は名前が存在するわけで、画像の緑色にも何らかの色名がついているはずです。私の頭に浮かんだのは「ミントグリーン」でした。そもそもミントがどんな色をしているかもろくに知らないのに頭に浮かんだあたり、刷り込みの怖さを覚えますが、ともあれミントグリーンです。「そんなわけないだろうなー」と思いつつも、ミントグリーンなのです。私の引き出しにあった明るいグリーン色の持ち合わせの中で、他にもっと近いグリーンがありません。緑色、若草色、カエル色、黄色っぽい緑色、緑色っぽい黄色、ライムグリーン、ミントグリーン。とっさに思い浮かべられるのはせいぜいこの程度で、一番近そうなのはやはりミントグリーンです。
ということで、答え合わせのためにホームページを確認したところ、R8にグリーン系のボディカラーは設定されていませんでした。いわゆる特注色のようです。それではと、さらに調べてみると、「フォレストモンスターグリーン」が正式名称でした。森の怪物のようなグリーン、つまりシュレックグリーンです。私の引き出しにフォレストモンスターグリーンとシュレックグリーンの二色が追加されました。ちなみにこのシュレックグリーンはR8以外のモデルでも特別色としてオーダーできるようです。人と違う色にこだわりたいという方、いかがでしょう。
初めまして。
このR 8 はアウディジャパンの個体ですかね?
左ハンドルでしたか?
コメントありがとうございます!
このR8は左ハンドルでアウディジャパン(アウディ六本木)の車両でした。
六月下旬のことですが、アウディ六本木周辺でこのように、
緑・赤・青の順に新型R8のV10モデルが三台連なって走っていたので、気になってアウディ六本木に問い合わせました。
すると、先頭の緑はアウディ六本木が本国ドイツへ特別にオーダーした特注カラーで、ワンオフカラーでした。
特注カラーなのでR8以外のたとえばA4にも設定してオーダーはできるそうですが、六月に問い合わせた時点でも年内納車はとても無理、つまり半年以上はかかる色だそうです。これは想像ですが、塗装工程も別ラインなのかもしれません。
ちなみに特注色のお値段もやんわり聞いてみましたが、「結構な金額」とのことでした。