【突然あらわれたジュークR】

 出先の駐車場に姿を現したジュークRです。そもそも、ジュークRがどのような姿形だったかを正確に覚えていなかったため、しばし「GT-Rのニスモがあるくらいだし、このジュークRにニスモバッヂが貼ってあるのも不思議じゃないな」なんて考えていましたが、帰ってから調べてみるといわゆるエンブレムチューンでした。ほとんど誰もジュークRの現物を見たことがないであろうだけに、こういうエンブレムチューンは面白いですね。

世界最速のSUV争いに現れたジュークR

 私はジュークRが世に登場したときのことをよく覚えています。世界最速のSUVがいきなり姿を現したからです。私は初めての愛車がSUVだったこともあり、SUVのサーキットタイムやニュルブリンクタイム、そして0-100km/h加速は常に注視していました。

 当時のSUV界隈では0-100km/h加速の一番手にベンツのML63 AMGとBWMのX5MとX6M、そしてポルシェのカイエンターボSが横並びで4台並んでいました。そこから少し遅れてカイエンターボが位置し、さらに遅れてアウディのSQ5という具合です。0-100km/h加速で4秒を切るSUVがまだ存在しなかったこの時代に突然やって来たのが、3.7秒のジュークRでした。驚いたと同時に、「それ大丈夫なの?」と感じたことをまだ覚えています。何しろ見るからに重心が高く、踏ん張り感が伝わってこなかったからです。

ジュークRの成り立ちがやはり突き抜けている

 ジュークRは皆さんご存知のように、ジュークというちょっとファニーな立ち位置だった車にGT-Rのエンジンだけでなく四駆システムからブレーキまでGT-Rのものを移植しており、まさにSUV版GT-Rとなっています。「ジュークにGT-Rのエンジンを積んでみた!」だとか「ジュークにGT-Rを移植してみた!」なんて面白おかしいタイトルが頭に浮かんでしまうような、完全なお遊びの企画物。それがプレスリリースからの第一印象でした。

 同時に、かつて2007年のGTIミーティングにフォルクスワーゲン社が送り込んだ「ゴルフGTI W12-650」のことも思い出しました。「社内で使い道の少ないW12気筒6リッターの650馬力エンジンをゴルフに突っ込んでみた!」という、フォルクスワーゲン謹製の面白企画車です。そういえば、ジュークRとこの12気筒ゴルフも0-100km/h加速は3.7秒で奇しくも同一ですね。

本気だったジュークR

 しかし、その後ジュークRにもマイナーチェンジが行われて今度は「GT-R NISMO」を移植した「ジュークR 2.0」が登場したように、ジュークRは外野が思う以上に日産が注力しているモデルでした。こんな企画車でマイナーチェンジを行うなんて、「やっちゃえ日産」そのものです。

ジュークRの中古車を探してみたものの

 ということで、ジュークRの中古車を探してみましたが、カーセンサー(カービュー)やグーネットその他、海外の中古車サイトでもまったく市場に出ていませんでした。海外の中古車サイトも見ましたが、全然出てないです。これだけ数が少ない希少な面白グルマですから、世界のどこかで中古車が出ただけで必ずニュースになります。ツイッターでもすぐニュースが回ってくることでしょう。その日を今から心待ちにしています。

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

return top