シボレーのC2コルベットです。環八のど真ん中でストールしてしまったようで、JAFのお世話になっているところでした。作業風景からしてバッテリー上がりでしょうか。故障車がJAFのお世話になっている場面には何度も遭遇していますが、このように環八のど真ん中というこの上なく目立つ場所での姿は初めて見ました。コルベットに相応しい華やかさ(?)でもあります。昨日今日ともう都内の最高気温は30度にも届かない日々で、朝夕には秋の気配すら感じます。が、このコルベットを見たのは猛暑まっただ中の日でした。今の時代でも通用するかっこよさがある車ですが、いかんせん1960年代の車なので、今の日本の夏は厳しそうです。
このコルベットに限らず、夏になると「故障かな?」と思われる路肩停止車両が目に付きます。第三京浜の端っこで停まってる12気筒車(もっぱらアストンマーチン)を見ると、「今年も夏がやってきたなー」と風物詩的な感情すら抱きます。現代の12気筒車すら油断できない夏ですから、旧車にとっては一層ハードルが高いことでしょう。ひょっとして旧車イベントは夏場を避けて開催されているのだろうかと、旧車イベントカレンダーでおなじみ「よねおやじ旧車催事暦」を確認すると、意外や夏でも盛況でした。夏休みということも影響しているのかもしれません。ただ、純粋なクラシックカーや旧車イベントだけを見ていると、春先のほうがいっそう盛況のようです。
そして話は戻ってエンスト中のC2コルベットですが、気の毒にと思いつつ通り過ぎていると、ドライバーの方は慣れているのか何一つ深刻さを感じさせない笑顔でした。「こういうのもまたこの時代のコルベットなのさ!」とでも言うべき爽やかな笑顔だったので、見ている側としても気分が軽くなった次第です。
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