【アメリカパトカー仕様のシボレー・カプリス】

  1. シボレー


 シボレーのカプリスです。楽しげな一台でした。「パトカーではなくポリースカー!」とでも言いたげなアメリカ仕様となっていますが、実際にアメリカを走っているパトカーにどこまで忠実な姿をしているのかはその場ではわかりませんでした。何しろ、映画やテレビドラマなどでアメリカのパトカーを興味深く観察したことなどありません。それなのに、「いかにもアメリカのパトカーっぽいなぁ」と思わせる説得力はあります。
 その昔、キッチュという芸名で物真似をしていたタレントの松尾貴史さんが、物真似芸についてTV番組で語っていたことがありました。その番組内でもまず「朝まで生テレビの田原総一朗さん」を即興で演じていたのですが、その「似てる似てる!」とスタジオが沸いた挙動について、実は田原総一朗さん本人は一度もそのような発言をしたこともなければ動きもしたことがないというネタばらしで、さらにスタジオがどよめいていました。歌唱系の物真似と違い、この手の人物模倣で現実の姿を完全にコピーしてしまうと、物真似としては説得力がなくなるそうです。むしろ、人が話題になったり噂になる際に必ずなされるデフォルメ、いわば人々が有名人を思い出す際にそれぞれが勝手に頭の中でねじ曲げた姿のほうこそ大事だということでした。現実に人々の頭で記憶されている特徴はそのねじ曲がった姿のほうだからこそ、実際に一度も見せてない台詞で物真似をしてもそっくりに思われるし、そのほうが真実に近いと思われ説得力が増すのだそうです。画像のカプリスを見ながらふとそのことを思い出していました。現実のパトカーとは違うからこそ説得力があるのかな、と。
 アメリカなので州それぞれに仕様が違っているでしょうし、画像の”HIGHWAY PATROL”だけでもいくつか種類はあるんだろうなと思いつつ調べてみたところ、車種以外はほぼ一致している実車両を確認できました。つまり、これはなかなかの力作に違いありません。とすると、現実に完全コピー版で説得力があるということで、物真似としては歌唱系、つまり本格派ということでしょうか。後席との仕切りにあるネットも実車両に忠実です。と書きつつ、これは実際の警察車両が払い下げられたものではないかと思えてきました。日本ではパトカーの払い下げはおこなわれておらず、使い古された警察車両が中古車として売り出されることはありません。しかし、アメリカでは払い下げはおこなわれており、たとえば”HIGHWAY PATROL for sale”と検索すると、売り出されているアメリカの元パトカーがわんさかヒットします。画像のカプリスもこのルートなのかもしれません。事実は確認しようがないですが、そう思わせるほど、本格派の説得力が感じられます。

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