ふとすれ違ったルノーの
黄色いスポールスパイダーが、見れば見るほどスズメバチに見えてきました。黄色と黒からの連想ですが、黄色が大きく物を言った結果での思いつきです。ということで、今日は黄色い車に焦点を当ててみます。
公道上で目立つボディカラーは何色かと考えた場合、
ピンク色や
パステルカラーや
マット系も目を引く色には違いありませんが、それでも王道なのは
赤色と
黄色の二色だと考えています。赤は原始の時代から血液で記憶されてきた色であり、黄色も古来より太陽を連想させてきた色と言われ、どちらも警告色、警戒色、危険色とも呼ばれます。本能に訴えかけてくることから緊急車両にも用いられるので、他色より頭一つリードしているのではないでしょうか。では、
赤色と
黄色とではどちらがより目立てる色なのでしょうか。まず、赤色は
やはりとても
目立つ色ですし、
ただでさえ目立つ車がさらに赤色であれば、
鬼に金棒とも言えます。しかし、首都高速など高速道路の
パトロールカーが黄色となっていたり、事件事故現場の規制ラインが黄色と黒の配色であるように、より遠くからでも他色より早く認識されるという一点においては、黄色の右に出る色はないのかなと考えています。黄色と一口にいっても
限りなく黄緑色をした黄色もあれば、どこか
懐かしく感じてしまう
黄色もある一方、
オレンジに片足をつっこんだような黄色もあります。しかし、そのどれに対しても、黄色(あるいは黄色っぽい)というだけで注意が向かってしまいます。遠くからでもすぐに認識される色ですから、
スポーツカーで
目立ちたい人にはぴったりの色ですし、
雨の日でも目立てます。遠くからでもいち早く認識されるので、
教習車が黄色なのもまた、理に適っています。少なくとも、黒やグレーよりは事故率の低い色なのでしょう。また、
宣伝車両が黄色なのもまた納得の選択です。赤と黄色の間を取ってオレンジだとどうだろうかとも考えましたが、間のオレンジは
鮮やかながらも警戒色とは少し趣が異なってきます。
ということで、手っ取り早く色で目立ちたいという方には、
黄色は最有力な選択肢です。小さな軽自動車であっても
いの一番に認識されるでしょうし、黄色いナンバーと統一感も出て良い塩梅です。そして、
巨大なボディで黄色となれば目立てないほうが難しいくらいです。ちなみに、逆方向から「できるだけ道路に溶け込んで目立ちたくない」と考えた場合には、
ガンメタとも呼ばれるグレー系統の色は
あえて人目を引かぬ最適な色です。ガンメタは道路に溶け込めるような目立たぬ色ですが、ボディの陰影が凄くよく映えてプロポーションが手に取るようにわかる素敵な色でもあります。過度に目立つことなく車を楽しみたい方への一色でしょうか。目立ちたいなら黄色、目立たぬならグレー。以上、次の愛車探しをしている最中に考えていた色々です。
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