アストンマーティンのDBXを見る機会がありました。X5Mに乗る人間としては、この手のハイパフォーマンスSUVは何かと気になる存在です。
また、このDBXは後発も後発の存在なので、いくつか差をつけてくるポイントがあるんだろうなとの期待もありました。
それほど大きく感じない
まず、外から見たサイズ感は数字ほどではありませんでした。全長は5メートルを超えているので、ベンツやBMWで言うならGLSやX7級の全長です。
ただ、全高は170cmにも満たないし、何より絞り込まれていくような動的な造形をしているので、数字よりは小さく見えました。その場での第一印象としては、マカンやX3程度のサイズ感です。
しかし、冷静に考えればDBXの前にロールスロイスのカリナンを見ていたので、それも影響していたのかもしれません。 カリナンは数字通りの巨漢でした。
デザインは当然すばらしい
些細なことかもしれませんが、DBXのダックテール気味のリアエンドは素直に良い造形です(写真を撮るのを忘れてしまいましたが)。
SUVに限らずですが、現在のカーデザインは全体的なプロポーションで大きな違いを出すのが難しくなっています。そのため、このダックテール気味な造形はよくやってくれたなと思いました。
個人的にDBXのの後姿からは、スパイカーC8ラヴィオレットや、アルファロメオ8C、そしてその派生のワンオフモデルである「TZ3ストラダーレ」のような「動きを感じさせるデザイン」を感じましたが、いかがでしょうか。
DBXの0-100km/h加速は控えめ
DBXの0-100km/h加速の公称値4.5秒という数字に物足りなさを覚えたのは私だけではないはずです。パワーが550馬力と控えめなので仕方ありませんが、9速もあるのにこのセッティングは加速を重視していないということなのでしょう。そういえば、ラピードが登場したばかりの頃も、その加速の物足りなさにツッコミを入れている人が目立ちました。個人的にラピードはスタートアップ時の12気筒の咆哮でそんなの全部チャラな車だと思いましたが。
DBXの試乗車はまだなく、実はプロトタイプだった
スタッフの方によると、公式にはまだDBXの試乗車はないようです。というのも、このDBXはまだ試作車、つまりは「プロトタイプ」なんだそうで、外観は現状でほぼ本決まりだけれども、内装はこれから先まだどう転ぶかわからない状態だそうです。
このような展示イベントでの皆さんからの声をフィードバックして最終的なデザインが決まっていくようなので、思ったことを遠慮なくスタッフに伝えて欲しいと、スタッフの方も期待していました。ということで、どんどん伝えていきましょう。
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