アストンマーチンのラピードSです。ラピードの後継となるラピードSですが、フロントマスクを見ていると、先代のラピードからは随分と変わった印象を受けます。もっと言うなら、これまでのアストンマーチンとも違う雰囲気すら感じます。上下が一体化したフルフェイスグリルの影響かなと思いましたが、どうもそれだけでもなさそうです。なぜだろうどうしてだろうと見比べていたら、ラピードSではグリル内の縦のバーが目立たなくなっていることに気付きました。試しに縦のバーを横のバーと同色でPhotoshopしてみると、こうなります。
どうでしょう、こうなると従来のアストンマーチンっぽくなった気がします。縦バーを目立たせないグリルと目立たせたグリルのどちらが従来のアストンマーチンの延長かとなると、目立たせたほうが一見わかりやすく延長線上に位置しています。ただ、このラピードSは敢えて横バーのみを強調しているようで、先代の延長では無く敢えてもう一度「ラピード」の原点から再構築したと公式ホームページにも書かれてありました。この横バーデザインにはきっと私のような素人には窺い知れないデザインの深淵があるに違いありません。
ところで、素人でも気付く範囲の話をしますと、ラピードSはラピードよりもエンジンが猛っています。ヴァンキッシュの記事でも触れましたが、ラピードSはラピードに拍車をかけたような爆発っぷりを披露しています。477馬力から558馬力にパワーアップしているので当然かもしれませんが、ラピードSの音を聞くと「標準でスポーツモードになってるのかいな」というくらい、スポーツモードも知らないのに揣摩憶測です。最近は「アストンマーチンはどこへ行く」という話で盛り上がることが多いせいか、今から考える話でもないのですが、ラピードSの後継が気になってやみません。
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