【ベントレー・コンチネンタル・スーパースポーツ】

  1. ベントレー


 ベントレーのコンチネンタル・スーパースポーツです。コンチネンタルGT・スーパースポーツではなくコンチネンタル・スーパースポーツなので、ゆめゆめGTカーなどと思うなかれ、というネーミングでしょうか。車重は2,240kgもありますが、それでもGTスピードと比べて110kgの減量に成功しています。ノーマルのGT(2,420kg)と比べると実に180kgの減量に成功しており、顔つきも減量を乗り越えたストイックな雰囲気に溢れています。これでは確かにのんびりゆったりのGTとは相容れません。そして、「スーパースポーツ」という大上段に構えたグレード名にも興味をそそられます。
 スーパースポーツという言葉は元来はオートバイのジャンル名だったようですが、今ではスーパーカーのさらに高性能バージョンを指す一般用語になっています。そのような一般用語を敢えてグレード名にするには、結構な覚悟が必要だったのではないでしょうか。内容が伴っていないと批判の餌食になることは目に見えていますから。例えば、マツダの「ロードスター」や「MPV」はそれぞれ日本国内向けではあるものの、ジャンル名そのものを車名に据えてきました。しかしご存知の通り、特にロードスターはまさに”roadster”というジャンルを背負って盛り立てたといって良いほどの存在になっています。
 では、ベントレーのスーパースポーツはスーパースポーツそのものを代表するかと言えば、さすがにもともと隆盛を極めているジャンルなので分が悪いです。ベントレーだけが盛り立てたというには無理がありますが、「え、ベントレーがスーパースポーツ出すの?しかもスーパースポーツそのものな名前で?」であるとか「え、こっちに来るの?」という一石を投じたに違いありません。まさかコンチネンタルGTのリアシートを取り払ったモデルを世に出すなんて、ベントレー社員も驚いたでしょうから。そして上でも触れましたが、フロントフェイスはそのようなストイックさを上手く表現しています。何かに「飢えている」感が、お見事です。

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