【BMW X6M LCI】【駆け抜ける歓びとは】


 BMWのX6Mです。マイナーチェンジ(LCI)後の個体なので、ヘッドライトにアイラインが入っています。このアイラインが入ったマイチェンモデルは販売期間が短めなので、X5にせよX6にせよ、遭遇することが少ないです。中古車サイトでもほとんど見かけることがなく、年式が2014年として売り出されている中古車なのにアイラインが入ってないことまであります。
 さて、BMWといえば駆け抜ける歓びこと”Freude am Fahren”ですが、その喜びとやらは実際に乗ってみないとわからないし、その喜びを構成する要素が具体的に何なのかは実際に乗っても上手く説明することができません。同じ馬力で同じトルクカーブのエンジンを同じ車重のボディに乗っけて同じサスペンションで走らせても、それをBMWがやるのと他社がやるのとでは違いが出てくるはずですし、他社のホワイトボディをBMWがいじってもフロイデアムファーレンは感じられそうです。しかし、抽象的な観念ではなく具体的にどこをどういじっているのかとなると、素人にはよくわかりません。こんな時、何となく思い出すのがワイングラスの試飲会です。ワインの試飲会ではなく、ワイングラスです。
 同じワインを飲む場合でも、器が違うと味も全然異なってくることを確かめる試飲会をワイングラスの試飲会と呼んでいます。グラス飲み口のサイズと高さで香りの溜まり方が変わり、結果、同じワインでもグラス次第で異なった香りを味わえます。さらに、ワインが口の中にどのような速度、角度、広がりで入ってくるかもグラスの形状に左右されるので、ワインが着地する舌の部位次第ではファーストインパクトが苦みだったり酸味だったりと、やはり同じワインなのに別物になってしまいます。話は戻って駆け抜ける歓びですが、これを車に当てはめるとまずステアリングにワイングラスが一つ、遮音にもワイングラス、ミッションにもワイングラス、ヨーにもグラスと、いたるところにワイングラスがあるようなもので、当然あっちを立てればこっちが立たずみたいなこともあるはずで、結局は具体的にここがこう!ではなくトータルで職人芸の上に成り立っているんだろうなと、結論が出たような出ないような駆け抜ける歓びです。

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