【その感覚が理解できてしまうエスティマ】

  1. トヨタ


 信号待ちのエスティマです。右のリアタイヤを縁石の一番良いところに乗せたままで信号待ちをしています。その気持ち、わかります。ブレーキから足を放し、クリープと同時にストンッが待っているその感覚が理解できてしまいます。
 このような心理を指して何か専門的・学術的な言葉はあるのでしょうか。ソファーの隙間に指を滑り込ませたくなる心理。平面にイボ状の突起があればつい指でさすってしまいたくなる心理。プチプチシートのプチプチをつぶしたくなる心理。歩道添いに縁石があればわざわざその上を歩いてしまいたくなる心理。全て何らかの安堵や安らぎを求めているようで、同じ心理なのかなと思います。
 ところで、縁石上でスタンバイしていたこのエスティマは、見たところ左フロント左リアそして右リアはタイヤがきちんと接地しています。残る右フロントタイヤは接地していたのでしょうか。スポーツカーの試乗記では、コーナリング中に撮られた写真で内側のフロントタイヤが浮いていることがあります。そしてその状態を指し、「シャシーがかたい」と評されています。サスペンションではなく広くシャシーの問題とされているのですが、このエスティマの右フロントがきちんと接地しているなら、自動車って本当によくできた工業製品なのだと思います。そしておそらくは、接地していたのでしょう。

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