6本出しマフラーのハマーH2です。6本出しマフラー車については以前ドラレコ通信の本サイトでも記事にしましたが、その後も純正で6本も突き出た車両をまだ見たことがありません。このH2の6本出しも当然純正ではなく、「213ディアブロマフラー」を特注で6本出しにしています。213ディアブロマフラーなどと通ぶって書きましたが、もちろん213どころかディアブロマフラーがどういう存在なのかも知りません。この車両を以前販売していたらしき逆輸入車専門店のホームページにまだ車両紹介が残っていたので、なるほどと思いながら拝読した次第です。
ボディに比してマフラーの存在感だけ突出している場合、何となく私は「マフラー負けしている」と呼んでいます。マフラーそれ単体を見れば立派であっても、全体として見ればマフラーだけ一点豪華主義のような場合です。しかし、そのようなマフラー負けしていた車両をいくつか思い返してみるも、どれも敢えて狙ってやっているふしがあります。たとえば軽自動車の6本出しマフラー車を見たとき、マフラーが綺麗に6本横並びとなっていました。マフラー負けどころか「マフラーが走っている!」という感じだったのですが、よく見るとその6本の下に本来のマフラーが1本見えていました。つまり、ダミーの6本だったわけです。こういう茶目っ気というか遊び心もあるので、カスタムというのは面白いものだと思います。
このハマーの6本はもちろんダミーではありません。そしてもちろんマフラー負けすることもなく、6本にふさわしいボディだと言えます。エコ意識などどこふく風のこの巨体、6.2リッターの巨大V8エンジン、30インチの巨大ホイールですから、6本は6本でもあけすけな感じのこの6本が本当によく似合っています。マフラーが4本しかないとマフラーのほうが負けてしまっていたかもしれません。エコな時代だからこその、楽しい一台だと思います。
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