マンソリーのGT63です。マンソリーによるベントレー・コンチネンタルGTのチューニングカーですが、画像のマンソリーGT63がコンプリートカーなのか仕様なのかは、残念ながら見ただけでは私には判別できません。ただ、このGT63からは信号発進のたびにW221型S65AMGと区別が付かない音が響き渡っていたので、630馬力を発揮するコンプリートカーかそれに近いものだろうとは思っています。ノーマルのコンチネンタルGTでは決して聞けない音でした。
このクラスの高額車両に惜しみなく手を加えるチューナーはいくつか存在していますが、マンソリーは時に「カーボンの魔術師」と称されるほど、カーボンを多用する印象が強いです。そのため、マンソリーのチューニングカーといえばそこかしこにカーボンが奢られていると早合点しそうなのですが、ホームページを見てもよほどのコンプリートカーでもない限り、カーボンだらけというわけでもありません。ボディ全体がカーボンというのも一部マンソリーにありますが、実際にはもっとトータルバランスを重視した使い方をされているカーボンです。
そして、ベントレーと言えば英国車なのに、コーンズの方によると日本で売られているベントレーの7割8割が左ハンドルという、左ハンドル文化が最も如実に現れている車でもあります。最近縁あって逆輸入を代行しているショップにお世話になっているのですが、その方が日本に持ち込むベントレーも左ハンドル車とのことでした。価格で車を区切るのも下世話な話ですが、大体2,000万円以上の価格帯になると、左ハンドルへの根強い嗜好が見て取れます。このような左ハンドル文化がいつから、どのように浸透していったのか、機会があれば徹底的に調べてみたいと考えています。
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