【メルセデス・ベンツ770(たぶん)】


 恒例にしたいと考えている「名前がわからない車」シリーズです。今回の画像のベンツはおそらくメルセデス・ベンツ770のレプリカだと思われるのですが、どうもぴったり適合するデザインがありません。770Kではなさそうなのですが、そもそも、一口に770と言っても架装されるボディ部分は実にバラエティに富んだデザイン展開がなされています。戦前のメルセデスでもっとも近いのは770しかないのですが、どうにも断言しにくいので名前が分からない車ということで。そして、レプリカと聞くと「なんだレプリカかー」と考える向きもあるかもしれませんが、この手のヒストリックカーはレプリカでも十二分に凄い車だと思います。
 画像はスーパーの地下駐車場で駐車待ちをしているところなのですが、真横から見ているとそのホイールベースの長さにただただ驚きます。乗用車では見たこともないようなロングホイールベースです。ベンツの現行SクラスであるW222型では、ストレッチバージョンのS65AMGロングでもホイールベースは3165mmです。一方、ベンツの770はというと、ショートホイールベースでも3750mmもあります。適当なベース車両を持ってきて上物をちょちょいと架装では作れない一台です。ギリギリまで前方に配置された前輪はヘッドライトを越えており、あんなに離れたところにある前輪がクイッと角度を変えている様子が面白くてなりませんでした。レプリカといってもベース車両選びからして難しそうです。
 自動車博物館ではこの類の展示車両を何度も目にしてはいるのですが、現実生活で動いている姿を目の当たりにするとその魅力が倍増して感じられます。格好良い車を眺めて楽しむのも一興かもしれませんが、動くことを前提に作られた自動車なので、実際に動いている姿はやはり良いものです。

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