メルセデス・ベンツのX164型GL550です。縦置き4本出しマフラーとなっていますが、一本一本がこれくらい小ぶりなサイズで二段重ねにした4本出しは初めて見ました。垂直二段重ねの四本出しといえばマンソリーのベントレーが有名ですが、あちらは一本がもっと大きくまさに弁当箱を重ねた感じになっています。IS-Fやフェラーリカリフォルニアなど斜めに重ねる四本出しもあるので、縦置き4本も実に千差万別で楽しませてくれます。
メルセデス・ベンツのGLクラスについては、私は現行X166型のGL550しか試乗経験がありません。しかも、久しぶりの左ハンドルだったので「右折したくないなー」ばかり考えていましたが、ハンドルの軽さがX5以上だったのは印象深く残っています。そして、メルセデス・ベンツ日本の方との同乗試乗だったので、これ幸いと質問させていただきました。いの一番に聞いたのは、やはり右ハンドルが売られてないことです。英国では普通に売られている右ハンドルのGLですが、日本では今後も導入予定はないとのことでした。そもそも日本市場でのGLは販売台数が微々たるものなので、そこにあえて手間暇かけて右まで導入する状況にないそうです。また、このクラスの輸入車を買う人が左ハンドル好きということも影響しているようです。そういえば、コーンズでベントレーの方も言ってましたが、ベントレーなんて英国車なのに販売車両の7割8割が左ハンドルとのことでした。こういう左ハンドル意識ってのは面白いものですね。日本独自の自動車文化と言えるかもしれません。
また、GLのようにアメリカ生産の車両は車内の匂いで他国生産車との違いが判別できるとも言ってました。GLクラス製造時に使う接着剤は現地調達、つまりアメリカで調達されているそうなので、たとえばドイツで生産されるEクラスとは新車時の車内の匂いが全然違っているとのことです。今にして思えばそれは接着剤ではなくレザーの香りなのではとなるのですが、それはまた機会があれば質問させていただこうと思っています。いずれにせよ、アメリカ生産車とドイツ生産車とでは匂いで区別できるとのことでした。そこまで頻繁に新車に接する機会がない私としては、次にベンツのドアを開ける際には念入りに鼻をひくひくさせねばと思った次第です。
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