初心者マークを後ろに二枚貼っているミニです。初心者マークの貼り方や貼るべき位置などすっかり忘れているので、教習所でもらった警察庁教習課程準拠「学科教本(青い本)」を紐解いてみます。免許取得時の書類や冊子、書物類は何となく後生大事に手元に置いてあるので、年に一度くらいは役立ちます。教本によると、初心者運転者標識(いわゆる若葉マーク)は車両前後の見やすい位置かつ地上0.4メートル以上1.2メートル以下の範囲に貼らなければならないとされています。学科教習中は真面目にメモを取っていたようで、この若葉マークの説明欄外には「二輪には若葉マークの表示義務規定無し。ただし、ヘルメットに貼ってる面白い人もいる」との走り書きが。もちろん、これは教官の発言をそのまま書き留めたものですが、我ながら面白いことを書き留めていたものだと思います。残念ながらそのような面白いバイクにまだ遭遇したことはありませんが。
そして、若葉マークお隣の聴覚障害者標識の説明欄外を見ると、「特別な免許。ルームミラーは巨大。都内でもまだ十数人しかいない」との走り書きがあります。さらにパラパラめくって標識の項目では、通行止め標識に対して「ほとんど存在しない。臨時に使う程度」、車両進入禁止標識には「都内のほぼ全てで軽車両が除かれる」との走り書き。さらに、駐停車禁止の場所について。交差点とその端から5メートル以内の場所、その欄外に「ただしタクシーは急ブレーキで停まる」、そして道路の曲がり角から5メートル以内の場所、その欄外にも「ただしタクシーはハザード無しで急ブレーキもあり」など。教本自体には若干の無味を感じるものの、こうしたメモ書き、つまり教官の発言と合わせ見ると、教習所としては実用的で使える知識に触れてもらいたい、そういう姿勢だったことが見て取れます。
タラレバ話では人気の設定となりますが、もし今の知識を全て持ったまま過去に戻れるなら、もし今の運転経験を全て持ったまま教習所時代に戻れるなら、学科も路上も大変面白く感じられるはずです。前のめりになりつつ興味津々で話を聞くことしょう。メモ書きなど取らなくてもすいすい頭に入っていくことでしょう。そして、時に質問を投げかけるかもしれません。「指定された位置であれば、若葉マークを五枚並べて矢印作っても良いですか!」と。枚数に関する規定はないので、きっとOKに違いありません。
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