【マンソリーフェラーリ458】【総アルカンターラ張りの罠】

  1. フェラーリ


 マンソリーのフェラーリ458イタリアです。一瞥しただけで「お、マンソリーか」とわかるわけもなく、「一段上に感じるカーボンの使われ方、この感じ、たぶんマンソリーだろう」という具合にマンソリーから探し始めて大体合ってたといういつもの流れです。検索した後に改めて画像を拡大して確認すると、右テールランプ近くに”MANSORY”というバッヂがありました。次からはまずバッヂを探すこととします。
 さて、マンソリーには「カーボンの魔術師」という異名とも通り名とも取れる呼び名がありますが、カーボンという素材自体はマンソリーだけが扱っているわけではなく、むしろたいていの本格的チューナーにはカーボンパーツの用意があります。そんな中でなお魔術師と呼ばれるだけあって、マンソリーにはどうも隙がありません。カーボンという言葉自体がまだ独り歩きしている風潮があるので、その勢いのままに「ここ、カーボン!」と、ただ既存パーツをカーボンに置き換えて終わると、デザインも見栄えもどこかしらバランスを崩しがちになります。内装素材でアルカンターラが流行ったときも、アルカンターラという言葉が独り歩きしてしまって、内装総革張りならぬ総アルカンターラ張りというカスタムがありました。アルカンターラ自体は確かにタッチ感は言うことなしでメンテナンスの手間も考えるともはやスエードを超えたポジショニングにまでなってはいますが、内装が全てアルカンターラ一色となってしまうと、さてどうなのかとなります。総革張りの定義にもよりますが、私の愛車は総革張りへとカスタマイズされており、ダッシュ(上下)、センターコンソール、ドア内張、ドア内張以外の全域、シート、Aピラー、Bピラー、Cピラー、その他それぞれで施工してもらったショップが異なっています(レザーのタンナーは統一)。そのため、都内で間違いないと言われているところはたいていお世話になっています。その打ち合わせの際によくアルカンターラの話も出てきたのですが、内装を総アルカンターラ張りというのは技術的には問題ないけれど、プロとして二の足を踏むカスタムであると、どこも意見が揃っていました。触らずとも伝わってくるアルカンターラ独特の質感、格好良さを青天井に引き出せるのは、あくまでレザーと組み合わせた場合であって、アルカンターラ単体では本領を発揮しようがなく、非常にもったいないというお話でした。
 話は戻ってカーボンですが、カーボンを手がけるカスタマイズの場合でも、このいわば「総アルカンターラ張りの罠」に陥りかけている車両がときおり見受けられます。カーボンという素材がまだまだ魅力的だからこそ起こりうるのでしょうけれど、少なくとも魔術師がそのような罠に陥ることはなさそうです。マンソリーのチューニング車両は尖ってはいるけれども、それでいて安心して見ていられるのは、流行り廃りのファッションとしてではなく、きっとカーボンの本領を知り抜いているからに違い有りません。

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