マイバッハです。マイバッハがマイバッハとして独立していた時代のマイバッハですが、57なのか62なのかが全然わかりません。外観上で57限定オプションや62限定オプションなど、一目で区別が付く違いはあるのでしょうか。
マイバッハは現在もうメルセデス・ベンツのSクラスとしてのマイバッハになったので、早速メルセデス・ベンツ・コネクションでそのSクラス550バージョンを見て
座って
触って
来たのですが、ガワの第一印象は本当にSクラスそのものでした。ストレッチリムジン然としていた以前のマイバッハのようにでんとした印象はありません。先日ジュネーブで発表されたプルマンだけが、以前のマイバッハの直接的な後継になるのかもしれません。そしてマイバッハS550の後席については、外からはうかがえないほどゆったりとリクライニングでくつろげました。マイバッハS550でマイバッハが自由に出来る空間は以前より狭くなっているのにこれほどくつろげるということは、相当に効率化を図って工夫しているようです。ただ、物事を知る順序が違えば同じ自動車を見ても受け取る印象が違ってくるものでして、仮にこのマイバッハにマイバッハとして独立していた歴史がなく、Sクラスに突然マイバッハグレードができたということであれば、「おお、何か凄いのがデビューした!」と手放しに思えるのでしょう。しかし、そのものだけを見れば本来そう感じられるはずの車であっても、以前の独立していたマイバッハを知っていると、「今度こそ頑張って」的な思いも混ざってしまいます。
スタッフの方によると、Sクラスになっても以前とライバルは変わっていませんとのことだったので、今回のマイバッハもS550からプルマンまで全てロールスロイスをライバルと見ているそうです。そして、以前のマイバッハが消滅したときにベントレーがその跡地に乗り込むと意気込んでいたことも知らなかったようで、「え!?ベントレーがマイバッハと競合!?」というリアクションでした。しかし、今回のS550とS600のプライスリストを見ると、
S65AMGよりもお手頃プライスに設定されていますし、競合するはずもないだろうと考えている一部ベントレーとも競合する価格になっています。ここまでレンジを広げる裏にはマーケティング的な思惑もありそうですが、今のベンツのことですからきっちりしたブランド構築も見据えてのことなのでしょう。どこがどう競合していくのかが楽しみでなりません。
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