ポルシェのカレラGTです。この間のおぎやはぎの愛車遍歴でNIGOさんの回に登場していたので、今日の1枚でも選んでみました。自動車に関心を持ち始める以前は、「カレラ」という言葉は私にとってはタグホイヤーの腕時計でしかありませんでした。確かタグホイヤー往年の看板モデルであるグニャグニャベルト(S/elシリーズ)がカタログ落ちとなった頃、華々しく復刻を果たしたのがカレラでした。タグホイヤーでの私の一番のお気に入りは全てシルバーコマのグニャグニャベルトで、ホワイト文字盤にシルバーのブランド刻印、さらにシンプル二針のクロノメーターでした。しかし、グニャグニャベルトやリンク以上に立派感を醸していたのが、カレラです。ほぼフラッグシップとしての存在感を放っていたので、カレラといえばタグホイヤー。そんな私が今では「カレラ=カレラGT」という、これまた極端に振れたイメージを持ってしまっています。
ポルシェのカレラといえば現行911全般に付随する名称でもあり、ポルシェ356A/1500GSカレラにその起源を有します。そしてもちろん、自動車レース名でもありました。それなのに、仮にいま誰かが「カレラに乗ってる」と口にすれば、一も二もなく「カレラGTに乗ってる」と解釈してしまいます。決して991全般として思い浮かべることもなければ、904、906、910のレーシングカーを思い浮かべることもありません。カレラといえばカレラGTになってしまっています。カレラという言葉が私の耳目に触れるとき、それは決まってカレラGTの話題だったからに他なりません。と、言い訳をしておきます。
それにしても、愛車遍歴でNIGOさんがイチローと対面したとき、「カレラGTに乗ってるんですよね、僕も乗ってるんですよ」と声をかけられたエピソードに始まる各種セレブとのエピソードが興味深かったです。もちろん、NIGOさん自身の人間的魅力もあるはずですが、愛車がきっかけで始まる交友関係というのも良いものですね。
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