BMWのZ8です。Z8といえばチタンシルバー、そう言っても過言ではないほど、そのイメージカラーはシルバーで定着しています。映画「007 ワールド・イズ・ノット・イナフ」でボンドカーデビューを飾ったZ8もチタンシルバーでした(レプリカでしたが)。そんな中で画像のような黒、あるいは青色のZ8に遭遇すると、これまで見えていなかったZ8の魅力を発見した気分です。そういえばと、ふとグーネットのカタログをチェックすると、なんと他にも赤色(ライト・レッドII)のZ8が存在するようです。赤色もいつか遭遇できるに違いないと、今から楽しみにしています。
さてこのZ8といえば、BMW 507の血を受け継いでいるとされています。そんなことも知らず、しかも私が507の存在を知ったのはZ8を知った随分後のことだったからか、初めてZ8を見たときにはそんなスペシャルな感じを正しく受け取ることができませんでした。オールアルミシャシーであるとか、オールアルミボディーであるとか、フィスカーによるデザインであるとか、そういうスペック面での諸々はなぜか響きませんでした。それなのに、507の存在を知り、507がZ8に繋がることも知った途端、Z8の存在が大きく感じられました。507を知るまでは、Z8のデザインにどういう意味があるのかを理解できず、咀嚼もできず、どうしてこういうデザインなのかと折りたためない気持ちのままにもやもやっとしていたからです。507との繋がりで見ると、まさに「なるほど!!」でした。人によって何が響くかというのは本当にわからないものです。
ところで、Z8は正式にはズィーエイトと読むそうで、私も普段そう口にしているのですが、なぜかゼットエイトと呼ぶ方が少なくありません。Z4も同様です。ズィーフォーが正式な呼称のはずなのに、トップギアでもゼットフォーと呼んだりするので、ひょっとしてズィーフォーは少数派なのかと気になっています。みなさんはズィー派? それともゼット派?
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