【BMW X6M】【S63B44Aエンジン】

  1. BMW


 BMWのX6Mです。X6を後方から見るとリアが異様にせり上がっており、その腰高なスタイリングが巨躯と相まって重戦車のような印象を醸しています。それでは前方から見るとどうかと言うと、画像の通り、やはりスタイリッシュ戦車です。余りにニッチなスタイリングゆえに「一代限りで終わる」とも言われていましたが、余りにニッチなスタイリングゆえに成功を収め、今ではベンツがMLクーペ(MLC)、ポルシェがカイエンクーペで追従の動きを見せています。
 BMWのMモデルにX5MとX6Mが追加されたとき、これまでのMモデルとは違うところが多くて話題になりました。FRばかりだったMの世界に突然四駆が登場したこと、SUV(SAV)であること、そして、高回転型の自然吸気エンジンではなく低速トルクもりもりのツインターボエンジンが搭載されたことなどです。今振り返ると現在のMモデルはターボばかりなので、そう目くじら立てるようなことでもなかったという話です。しかし、それもやはり今振り返るとの話です。このようにちょっとした変化で大騒ぎになるということは、それだけ信仰にも似た思いを寄せるファンが多くいるということなのでしょう。
 このX5M/X6Mに搭載されているツインターボエンジン(S63B44Aエンジン)は、V8バンク内にターボチャージャーを二つ設置するという特異なレイアウトでも話題になりました。排気効率を改善云々というメリットが評価された一方で、ネガの評価も一部にありました。2011年2月号のジャーマンカーズというドイツ車専門雑誌では、X6Mについて次のように書かれています。「さすがに熱害が心配だ。2つ並んだターボユニットの上にはヘッドカバーが取り付けられ、熱の逃げ道はないように思える。この手のMモデルはサービスフリーウェイがある間に楽しむのが正解かもしれない」と。その後ディーラーに行った際にこの点をサービスの方に質問したところ、「燃料タンク満タン状態から時速200kmでカラになるまで巡航しても問題ない設計ですが…」とのお返事が。確かに、Vバンク内に二基のターボチャージャーを収めるツインターボエンジンは、その後も問題なくM5/M6にも搭載されて今にいたっています。また、このレイアウトはアウディも幅広いモデルで追随し、当時は特異と思われたレイアウトも今では一般化しているとすら言えるので、ヘッドカバーがあるから排熱懸念というのは心配しなくても良いのかもしれません。

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