ポルシェの356です。ポルシェ1600となっているので、排気量1,582ccが登場した1956年から1965年生まれのようです。ぴっかぴかボディへの映り込みを見ていると、こういう広い一面での映り込みで見せることができる現行車種ってほとんどないんじゃなかろうかと思います。また、ボディラインは大量生産できそうもない曲面構成に見えるので、356Aが20,607台も製造販売されていたことは意外でした。
そして、もっと意外だったのがマフラーです。これまで356を見たのは前方からばかりだったので、こうして後方から見ていると、バンパー・オン・バンパーでもあるオーバーライダーとマフラーのパイプエンドが連結されていることに驚きました。全然知りませんでした。これはどういう意図があってこうなっているのでしょうか。当時のRRではこうすることに合理性があったのでしょうか。しかし、当時の同じRR車でベース車両でもあるビートルは普通に一本出しか二本出しのマフラーとなっています。そう考えると、ポルシェなりのこだわりだったのかもしれません。仮にこだわりだったならどういうこだわりだったかの子細まではわかりませんので、カーグラフィック誌の過去記事全文検索サービスが誕生したなら真っ先に調べようと考えている次第です。
ところで、クラシックカーの季節といえば春・初夏・秋だと思っていましたが、どうも秋だけが飛び抜けてクラシックカー濃度が高そうです。それほど、秋にはクラシックカーの姿を頻繁に見かけます。イベントとは無関係であろう個体をよく見ます。しかも、なぜか平日の昼日向から走ってます。このようなクラシックカーを所有したことがないのでその心情は想像する他ありませんが、おそらくわずかでも時間があれば走らせたくなるのでしょう。そうまでしたくなるほど、クラシックカーというのは現在の車にはないスペシャルな気分を味わえるでしょうから。
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