四本出しマフラーのスーパーGLです。以前、出先の駐車場でトランクに荷物を入れ、トランクをバタンと閉めると後ろのハイエースのセキュリティーが反応し、一分経つか経たないかくらいで近くの建物からオーナーらしき人物が飛び出してきたことがありました。盗難車両人気ランキングナンバーワンともなると、ハイエース以外の車両比で何倍もの気苦労が絶えなさそうです。これ以降、ハイエースの近くではトランクのみならずドアもそっと閉めるようになりました。全然関係ないのですが、キャラバンが近くにいても何となくそっと閉めるようになりました。
車両盗難問題に対して他人事ではなくて当事者として向き合わないといけないハイエースの場合、ハイエース以外の車両と比べてセキュリティの導入比率は高そうです。同時に、これがカスタムへの入口となるケースもあるのかなと想像してみました。最新セキュリティであれ画像の四本出しマフラーへのカスタムであれ、そこに注がれるのは等しく愛情みたいなものでしょうから、他の車両よりもセキュリティ熱が高いハイエースはよりカスタムを楽しむオーナーが多くても不思議ではありません。
そう考えると、オートサロンでハイエースコーナーが定番中の定番となっているのも頷けます。セキュリティが入口となって、どうせなら色々と楽しもうかと考えるオーナーへのさらなる提案会場とでも言うべきでしょうか。私がオートサロンへ行き始めたのは2011年からですが、その頃は運転席から後ろのスペースに数十個のスピーカーを張り巡らせて「スピーカーの数で勝負」みたいなそれはそれで楽しげなカスタムが人気のようでした。しかし、現在ではバイクや自転車趣味の方々の実利に適うような、まさに実用性の塊であるハイエースの本領を見せるようなカスタムが目立っています。「トヨタ純正の限定車です」と言われても信じてしまえそうなくらいの実用本位のカスタムが結構あります。しかしそうするとまた盗難市場で人気が出てしまいそうですが、そこはやはりオーナーの方々の熱意で乗り切っていくのでしょう。
この記事へのコメントはありません。