【愛されるプリウス】

  1. トヨタ


 初代プリウスです。この初代プリウスを初めて見たとき、「えっ、これプリウス?」と驚きを隠せませんでした。私が車に興味を持ち始めたのは三代目のプリウスがデビューする頃で、街を走っているプリウスは二代目ばかりでした。三代目のデビュー以降は三代目を見る機会も増えましたが、それでも私にとってプリウスといえば二代目か三代目、そういう時期が長く続いていました。
 初代プリウスと二代目三代目とでは販売台数に結構な差があり、初代プリウスの国内販売台数は300台(1997年)、17,700台(1998年)、15,200台(1999年)、12,500台(2000年)、11,000台(2001年)、6,700台(2002年)、そして17,000台(2003年)と推移しています。二代目三代目のように日本一を狙えるほどではありません。といって、この数字自体は決して小さくない数字です。つまり、初代に遭遇していても単に私が気付いてなかったのだと思います。
 初代プリウスのさらに初期型の10型プリウスは、駆動用バッテリーに永久保証がついています。トヨタ渾身のテコ入れ策ですが、今回の画像の11型にはこのテコ入れ策は適用されていません。制度的インセンティブが10型より乏しい11型に乗り続けている方のほうが、何か特別な思い入れやこだわりがあるように思えます。「5ナンバーサイズだから」「初めて味わったハイブリッドだから」「これで必要十分を満たしている」等々。いずれにせよ、愛されている車に違い有りません。

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【成長期をもう一度】

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