アウディのR8スパイダーです。2013年のフェイスリフト前であれば、V8モデルとV10モデルは遠目にも違いがわかりやすかったです。フロントエアインテイクのヒダヒダ(フィン)がV8は3本でV10は2本、リアのヒダヒダもV8は4本でV10は2本と、V10のほうが一目でアグレッシブでした。しかし、フェイスリフト後はフロントエアインテイクのヒダヒダがどちらも同じ3本になり、リアもV8は4本のままでV10が3本に増えました。遠くからだと少し区別がしづらくなったので、結局はまずマフラーで判断しています。
画像のR8はフェイスリフト後のV10モデルです。といっても、スパイダーはそもそもV10モデルしか設定がないので、マフラーやヒダヒダよりわかりやすい判別ポイントです。フェイスリフト後のV10モデルはフェイスリフト前より音が大きくなったようで、よりスーパーカー然とした印象を受けます。といっても、調べてみるとエンジン出力そのものはフェイスリフトで何一つ変わっていないので、私の気のせいかもしれません。
ところで、ドイツ車のオープンカーはスパイダーでもロードスターでもコンバーチブルでもなくカブリオレ、そういう漠然とした不文律があるのだと思っていましたが、R8はスパイダーです。フェラーリを筆頭にスーパーカーのオープンカーといえばスパイダーというイメージ付けがなされてしまっているので、そのイメージに添ったのでしょうか。スパイダーのほうが確かにオープンスーパースポーツという印象がありますし、そう刷り込まれているとも言えます。ここで敢えて「R8カブリオレ」として世に出ていたなら、それはそれで面白かったかもと想像してしまいます。
この記事へのコメントはありません。