【BMW M3コンペティション】【ファイヤーオレンジ】


 BMWのM3コンペティションです。ボディカラーは「ファイヤーオレンジ」と呼ばれる限定色で、一目で通常のM3と違うことがわかる色をしています。色合いも色名もM3のキャラクターによく似合っています。このコンペティションモデルはM3の誕生25周年を記念したモデルですが、さすがに25年も1モデルが続くと「M3」と言われて何を思い浮かべるのかも世代によって随分と違ってそうです。M3に限った話ではないのですが、自動車会社に勤めている方でだいたい50歳以上の方と話をすると、「世代観」や「会社観」が如実に感じ取れて面白いものです。特に、営業の現場にいない人ほど面白いです。
 雑誌やWeb記事ではライバルとしてよく比較されるメーカーであっても、実際に話をしてみるとそのライバルメーカーについての最新情報をほとんど知らず、言外に「眼中にない」という意識が漏れている人もいます。たとえばBMWのライバルとされるメーカーの人と話をしていたとき、「BMWのチューナーといえばハルトゲだよね」と、何かの冗談かなと思ったら本気で言っていたということもありました。もちろんハルトゲはまだ現役チューナーですが、日本でのプレゼンスを考えるとハルトゲが一世を風靡したのは結構前のことです。さらに他のライバルメーカーについては「ふっ」とやや鼻で笑うようなリアクションもあったりと、よくこれで無事に出世できるほど業務に支障がないものだなとも思うことが何度かありましたが、営業の現場にいない人たちのライバルメーカー観というのは案外こんなものなのかもしれません。面白いものです。
 ちなみに営業の現場にいる方であればどなたも他社の車両に詳しいです。社外秘となる他社比較の虎の巻冊子があり、そこにライバル車の○と×が簡潔にまとめられているからです。たとえば現行X5であれば、ベンツのMLやカイエンの良い点悪い点、X5のほうがこうだから良いということまで書かれてあります。自動車メーカーが真面目にライバル車を分析しているので、「なるほど!」の連続で勉強になります。いつからこのような虎の巻が存在するのかはわかりませんが、私が乗っている車の時代にも存在していたなら、是非とも拝見したいものです。

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