BMWのi8です。今日の日曜洋画劇場「ミッション・インポッシブル」にi8が出ていたので、BMWスタジオで撮影した展示車両を取り上げてみました。こちらはコンセプトカーですが、市販車もこのままと言って差し支えありません。レーザーヘッドライトもそのままに、今年から公道を走り始めます。
2011年のモーターショーで初めてi8を目の当たりにしたとき、こんなに未来そのものな車が公道を走る日など永遠にやってこないだろう、そんな錯覚すら感じました。それほど見事な未来感をまとっています。そんな車がもう今年から世界中の路上に出現するなんて、やはり実感が沸きません。路上を走る1960年代の車は、昭和の世界へと誘ってくれるタイムマシーンです。このi8の場合、未来へと誘ってくれるタイムマシーンになるのでしょうか。現実に走ってるのに未来。どこかメタレベルな実感の無さで、SF的です。
それにしても、今回のミッション・インポッシブルは妙に現実感を覚えさせてくれる映画でした。i8以外でも、実在する先端技術にSFのスパイスがよく効いています。「あるかも?」なハイテクの連続で。顔認証技術や顔認証での顔検索技術自体は既に存在します。離れた任意の場所にいる者にだけ音を聞かせる技術も存在します。網膜スキャンも存在します。回路仕込みのコンタクトレンズも試作レベルでは存在します。そうなると、フロントウィンドウ全面で操作できるインフォメーションディスプレイが実在しないことが残念至極。i8のマイチェンで実装されてくれたら…!
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