後席の窓からお犬様が顔を覗かせているメルセデス・ベンツのBクラスです。ペット(特に犬)をお飼いの方なら、このような不安げな表情は懐かしいのではないでしょうか。もっとも、現在進行形で愛犬が見せている表情かもしれませんが。
ペットを初めてドライブに連れて行く際、初めてなのに走行中も尻尾を振って喜んでいる姿を私は見たことがありません。何度か慣れてくればそれはもう嬉しそうに「早く連れてって!」と言わんばかりにドアを開けるだけで飛び乗ってはしゃいで時に運転の邪魔をもしてくれます。しかし、最初は実に不安げに「どこに連れて行かれるんだろう」「捨てられるんだろうか」「帰り道を覚えておかなくちゃ」と、やや脚色も入っていますが大体このような表情を浮かべて窓から顔を出したがります。不安が高じたのか、怯えた表情のままリアシートにウン○をしたワンちゃんもいました(私の車じゃなくて良かった! って、そういう問題でもないですね)。
ただ、どれだけドライブに慣れて大喜びしてシートに飛び乗ってくるようになっても、狂犬病の予防接種に連れて行くときはとんでもなくテンションが低くなっているのが不思議でなりません。「これは注射だ…」と周囲の態度で感づかれているのでしょうか。今年こそは遊びのノリで連れて行こうと思っても、尻尾すら振ってくれません。持っていく荷物の違いで感づかれているのでしょうか。バウリンガルの助けを借りようにも、テンション低くなりすぎて「ワン」とも「ク~ン」とも言わないので出番すらありません。犬に限ったことではないのですが、動物は有形無形の嗅覚が鋭く感心してしまいます。
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