メルセデス・ベンツのG55AMGです。たしか正式にはもう「ゲレンデヴァーゲン」という呼称はなくなっているようですが、それでもGクラスのGはゲレンデヴァーゲンの頭文字ということで、現行でも「ゲレンデ」として親しまれています。
そんなゲレンデですが、都内ではやたらとAMGモデルに遭遇します。正確に数えているわけではないのですが、都内で遭遇するゲレンデの半数くらいはAMGモデルではないかというくらい、本当にAMGが多いです。もちろん、それら全てが本当にAMGモデルかとなると実際はそうでもなさそうで、いわゆるエンブレムチューンであるバッヂだけのAMGもいることはいます。ゲレンデについては違和感のないエンブレムチューンが凄く容易なので、さくっとエンブレムだけ変えちゃう人がいるのも頷けます。ただ、AMGとノーマルモデルとでは、音の違いが一目(一耳)瞭然です。
GクラスのノーマルモデルとAMGモデルとを見分ける際、「あそこがああなってるからあれは本当のAMGだ」という見た目で判断するよりも、音を頼りにしたほうがわかりやすいです。窓を開ければ、耳を澄まさなくてもAMGのV8は主張してきます。例えば先代のG55でも500馬力ですから、それはもうわかりやすいドロドロサウンドを放ちます。ドロドロ響かせずに加速させることが難しいようでもあります。そして、困ったことに都内で遭遇するAMGのほとんどが、ドロドロサウンドを放っているのです。そう、結局ほとんど全て本当のAMGという次第で、東京ってのはつくづく車ウォッチャーを楽しませてやまない土地だなと痛感します。そしてもちろん、画像のゲレンデもドロドロ響かせてました。
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