【ポンティアック・ファイヤーバード・トランザム】

  1. ポンティアック


 ポンティアックのファイヤーバード・トランザムです。つい先ほどまで「トランザムのファイヤーバード」だと思っていました。正確にはファイヤーバードの最上級グレードをトランザムと呼ぶそうで、また一つ、いい加減に覚えていた知識を掘り起こしてしまった次第です。
 このポンティアックのファイヤーバード・トランザムについては、車好き芸能人であるGACKTさんの愛車として初めてその名を知りました。もっと耽美な車ばかりを所有してそうな印象を抱いていたので、アメ車を所有していることにまず驚きました。同時に、トランザムはどれほど魅力的な車なんだろうかと興味が沸いたことも覚えています。そしてトランザムについて簡単に調べ、古き良きマッスルカーと認識して至っているのですが、トランザムのファイヤーバードだと勘違いしていた割には、古き良きマッスルカーという点については間違っていませんでした。といっても、それも主に第二世代までの話かもしれませんが。
 画像のトランザムは第二世代の第三期に当たるイーグルマスクで、

こちらはイーグルマスクではない第二世代初期のモデルですが、後ろから見ているとタイヤの幅に目を奪われます。大体30cm前後はあるでしょうか。まさにグリップ命に見えるタイヤですが、信号発進ではそのグリップが追いつかないほど、時おりホイルスピンさせていました。見た目も楽しまれ方もマッスルカーそのものです。一方で、第三世代のトランザムは

ナイトライダーのナイト2000に使われたように、外観からこれ見よがしの筋肉は削ぎ落とされています。マッスルカーの正しい定義は知りませんが、第三世代以降が「空力?燃費?もちろんそれらが大切なことはよくわかってるけど、あえてこうなんです、POWERRRRRRRRRRRRRRRRRRR!!!」というジェレミー的な定義から外れていることだけは確かです。もちろんそれでトランザムの魅力が失われることなどなく、むしろ2002年まで続いたことを考えると世代を問わず常にマッスルカーであったことに相違ないでしょう。ちなみにGACKTさんが所有していたトランザムも第四世代で外観はすっきりしているものの、5.7リッターV8エンジンの清く正しいマッスルカーだったようです。

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【成長期をもう一度】

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