近所でe-POWERかつDIG-Sという楽しそうな日産ノートを見かけたのですが、そういえば、日産ノートのe-POWERニスモは、ノーマルバージョンと馬力が変わりません。0-100km/h加速も同じだそうで、これでは見た目以外の違いがわかりづらいので、東京モーターショーの日産ブースで日産の方に聞いてきました。
e-POWERニスモとノーマルe-POWERは同じ馬力
まず、ノートe-POWERのニスモバージョンはノーマルと違って足回りの剛性強化が行われており、サーキットに持ち込むような車ではないものの、ノーマルよりもサーキット走行に耐えうる仕上がりになっています。
そして、ニスモとノーマルの最高出力は全く同じだけれども、アクセル開度に対するモーターの制御に手が加えられており、たとえば、アクセルを半分踏み込んだ場合の出力がノーマルを50%だとするならニスモは80%という具合だそうです。全開時の最高出力は同じですが、その途中経過時の開度に対する出力は、ニスモのほうが高く設定されているとのことです。
ニスモとノーマルの0-100km/h加速も同じ
そうすると、本来であればニスモのほうが0-100km/h加速が速くなるはずなのですが、実はニスモのほうはノーマルより車重が重くなってしまっているので、アクセル開度に対する高出力チューニングが車重でチャラになってしまい、0-100km/h加速は同じだそうです。
これでは「何だそりゃ!」と思われるかもしれませんが、乗ってみればやはり楽しいのはニスモのほうなので、是非乗り比べてみてくださいとのことでした。もう試乗できるそうです。
リーフのニスモRCもノーマルリーフと出力は同じ
となると、思い出されるのが
リーフのEVレーシング仕様である「リーフニスモRC」です。こちらの最高出力も、ノーマルのリーフと同じ109ps馬力となりますが、こちらのニスモRCはノーマルに比べて圧倒的に軽いので、ノーマルでは10秒近くかかっていた0-100km/hもニスモRCでは6.85秒と大幅に速くなっています。そもそも2ドア化されていますし、こちらは試乗すればきっと非常にわかりやすい違いが感じ取れることでしょう。残念ながら、非売車両ですが。
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