ヨタハチことトヨタスポーツ800です。60年代の車が町を彩る良い季節になりました。ヨタハチはスポーツカーなのに街乗りでリッター20km前後は走るという、まさにエコスポーツカーの先駆けでもあります。ちなみに、定地走行ならリッター31km! 世に出て半世紀を過ぎてもなお味わい深く感じられるデザインですが、これは世に出て半世紀を過ぎた「から」味わい深く感じられるのか、あるいは当時の方々から見て既に味わい深かったのか、60年代を知る方に是非伺ってみたいです。
最近とみに感じますが、一度身につけてしまった考え方の癖や嗜好というものを、意図的に自分から剥がし去って客観的に何かを見つ直すことはできなくなってきています。一旦身につけてしまった感じ方やものの見方は、もちろん決して否定されるべきものではなくむしろ成長の糧ですらありますが、しかし自らの意思でなかったことにできればなお良いのにと無い物ねだりをしてしまいます。私が初めてBMWのMバッヂを見たときには、「せっかくのハイパフォーマンスモデルなのに、随分ポップだなー、もっと重厚感出したほうが良いのに」などと違和感を覚えていました。それが今では当時のブログを見ないと違和感を抱いたことすら思い出せないくらい、何の引っかかりもなく受け入れています。
ブログの材料として細切れのメモは残してあるのですが、ヨタハチについてどのような第一印象を抱いたのかは残しておらず、当初から味わい深く感じていたのかがわかりません。もっとも、どのような経緯を辿ったにせよ、現在そう感じられているので良しということに!
この記事へのコメントはありません。