センター二本出しマフラーになっているフェラーリ458イタリアのスパイダーです。せっかくなのでと、昨日に引き続きセンターマフラーネタとなります。ノーマルの458よりも「強い」あるいは「レーシー」と表現すべき音を放っていました。
画像の458はイノテックのパフォーマンスエグゾースト(iPE)へ換装しての二本出しマフラーですが、この458に遭遇するまで私はイノテックというブランドを知りませんでした。調べてみると台湾に本拠を置くブランドでした。OEMで鍛えた腕を活かそうと独立したようで、確かにその音を聞いていると純正にはない迫力があり、独立しようと考えたのもむべなるかなと納得です。可変バルブマフラー自体は社外品に頼らなくてもフェラーリ純正で存在しています。ただ、458にそういうオプションがないのか、あるいはオプションはあるもののそのオプションを選ぶと納期が遅くなるのか、そして納期優先でファブリック仕様を選んですぐイズミーで本革シートへの張り替えを済ませていたかつてのドイツ車のように、納期優先でまず可変バルブ無しをオーダーしてそれからイノテックでマフラー交換したのか、その辺はさっぱり窺い知れません。フェラーリ各車のオプションや納車までの流れなど何一つ知らないと言って良い身ですので、ただ想像あるのみです(自慢げに言うことでもないですが)。ともかくも、純正からイノテックへ換装して純正では耳にしたことがない音を手に入れていることだけは確かです。
それにしても、常日頃からマフラーの本数が気になって仕方がない性分の私としては、純正の三本から二本へと本数が減っているのにこれだけ迫力を増した音にやや戸惑いを覚えます。フェラーリくらいになるとひょっとしてマフラーは小さな一本出しでも変わらぬ音を奏でられるんじゃないかとすら考えてしまいます。ただそうすると、クラシックカーならいざしらず、物凄く素敵な音(orレーシングカー然とした音)を放つフェラーリに追い抜かれ、その後ろ姿には小っちゃなマフラーが一本とかだと、「期待に応えてない」感しかありません。勝手に期待するなという話でもありますが、それでもフェラーリが近くにいるとそっと窓を数センチ開けて聞き耳スタンバイなど、何かと期待してしまう存在です。
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