アルピナのロードスターV8です。BMWのZ8をベースにしたチューニングカーですが、ベースの400馬力からパワーダウンしています。このロードスターV8の馬力は389馬力だったり381馬力だったり375馬力だったりとデータがまちまちですが、いずれにせよ馬力自体は落ちています。アルピナのことですから、馬力の絶対値など神聖視すべきではないということなのでしょう。憶測ですが。
パワーは少し落ちているものの、トルクは増しています。また、MTからオートマへの変更、ランフラットタイヤから普通の空気入りタイヤへの変更もなされています。そして、最高速度はZ8より上昇し、何より生産台数555台のうち450台がアメリカ市場に割り当てられたことから、Z8をグランドツーリングカーへと作り替えたいわばZ8GTなのだと、これまた憶測してしまいます。
日本への割り当てが何台なのかはわかりませんが、左ハンドルしかないということで割り当てが無かったイギリスのことを考えると、左ハンドルに理解がある日本市場は恵まれているのかなと思います。もっとも、右折信号待ちやバスの追い越しなど、思い出したくもないほど左ハンドルが難儀なことになる道路事情なのは間違い有りません。そういう点でも、グランドツーリングに向かいたくなる一台ではないでしょうか。
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