【鏡面ラッピングのG’sアルファード】


 鏡面ラッピングのトヨタG’sアルファードです。鏡面「ラッピング」と断言してしまいましたが、ラッピングではなく鏡面塗装という可能性はあるのでしょうか。オートサロンでも鏡面の塗装は見たことがありません。鏡の構造を調べるとガラス層の下に銀幕部があり、鏡を鏡たらしめている反射機能はこの銀幕部が担っています。これを車に当てはめると、クリア層の下にある塗料が銀幕部の役目を果たして塗装を鏡たらしめないといけなくなります。現在のように水性塗料が主流の時代にそのような鉄というかステンレスというか、銀幕っぽく均一に塗布できる塗料があるかとなると、想像もできません。塗装でやり通すならクロムメッキを施してその上にクリア層かなと思うのですが、それだとラッピングみたいなもので塗装とは呼べなさそうですし、コストが物凄く嵩みそうです。
 ということで、鏡面ラッピングのアルファードですが、その姿が目に入ってきたときには、サイズ感が掴めませんでした。色の分類として収縮色と膨張色という分け方がありますが、そのどちらにも当てはまりません。そもそも鏡面は色ですらないので当然かもしれませんが、まさにカメレオンのような面白さがあります。ムルシエラゴの鏡面ラッピング車には何度か遭遇したことがありますが、あちらは低く構えた上に特徴溢れるフォルムなので、カメレオンっぷりはなりを潜めています。アルファードくらい表面積が広いほうが、見ている側としては鏡面の楽しみ度は高そうです。
 ところで、今回のように曇り空ではなく西日が強烈に射し込む時間帯であったなら、このような鏡面は凶器のようになってしまうのでしょうか。前方車両のリアウィンドウに映り込む日射しに苦労した経験は恐らくどなたもあるかと思います。そしてそれが渋滞時であり、サンシェードでも防ぎようがないアングルで、しかもサングラスを忘れてしまった場合には、逃げ場がありません。ただ安全運転に努めつつ、よそ見でやり過ごすしかなくなります。鏡面の日射しがどれほど強烈なのか、まさに怖いもの見たさで一度は経験してみたいものですが、なかなかそういう機会には恵まれていません。恵まれないほうが良いのかもしれませんが、一度は味わってみたいものです。

コメント

  1. 友達が探していたアルファードのメッキ全塗写真をこのページで見せていただきました。ありがとうございました。自分はハンドメイドルアー製作が趣味なので色々と面白い塗料に関する豆情報を持っています。ので、参考までに上記URLでご確認ください。自分も東京都町田で2015/2/3夕方このようなアルファードを目撃しましたが、プラッカ塗装のようなものかなと・・・思いました。https://www.youtube.com/watch?v=lRk2YeKFGp0

    • admin
    • 2015年 2月 06日

    コメントありがとうございます、「プラッカ塗装」という言葉自体を初めて知りました!

    ご教示いただきましたURLにある「アルミ顔料」という言葉も初見なので、「アルミの顔料…」と、色とは言いづらいアルミの顔料という存在を頭で整理するのに時間がかかりました。

    私が実際に言葉を交わしたことがある鏡面車両制作者はイズミーさんだけでして、

    イズミーさんの鏡面プリウスがラッピング仕上げだったので、鏡面車を見ればラッピング本位で捉えていた日々です。

    そして、プラッカ塗装という手法があると知ってしまった今、ちょっともう私には今後すれ違う鏡面車がラッピングか塗装かという判別はできそうもありません。ただ、このプラッカ塗装ならたとえば鏡面とマットでグラデーションを作れそうかもなどと、今後少し違った目で見れることを楽しく感じています。本当に貴重な情報をいただきありがとうございました!

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