ファブデザインのメルセデス・ベンツSLクラスです。このファブデザインというチューナーに対して抱くイメージは、年代・世代によって異なっているようです。比較的若い世代にとってのFABデザインは、スーパーカーをさらにウルトラ・ラグジュアリーに設えるチューナー像かと思います。オートサロンのSLS AMGやSLRマクラーレンなどでもお馴染みですね。しかも、他のチューナーでは絶対にあり得ない配色なのに決して下品にはならないという、よくわからないけどやんごとなきチューナーです。日本ではオフィスKが引っ張っていますが、その「ドバイストリート」というイベント名からも察せられるように、ドバイの車好き石油王にも好まれそうなイメージです。
一方、もっと上の世代にとってのファブデザインといえば、「エレガントを至上とするスイスのチューナー」だそうです。ウルトラ・ラグジュアリー系の言葉は聞かれませんでした。この世代の方々にとってのファブデザインは、どうやら「エレガント」がキーワードです。チューナーを形容してエレガントとは、あまり見られない表し方です。昨今のスーパーカーチューニングはアグレッシブが主流なので、一層そう感じます。
そして、画像のSLクラスはといえば、やはりエレガントのファブデザインだと思います。よくこのような形状のマフラーをデザインできるものだと、平凡な私はその感性に恐れ入るばかりです。ひょっとしてこのボディカラーもファブデザインの特別色なんじゃないかと思えてしまうほど、色もよく映えています。
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