メルセデス・ベンツのCL550です。メルセデス・ベンツのシリーズ名はその規則性がわかりづらいのですが、CLクラスはSクラスのクーペバージョンなので、Sクラス・クーペです。そしてそのSクラス・クーペが復活するので、このCLクラスは廃番となります。
BMWの7シリーズにクーペはなく、アウディのA8にもクーペ(A9)はないので、こういうラインナップの差異から(半ば無理矢理に)ドイツ三大メーカーの方向性が見て取れます。7シリーズのクーペはてっきりかつての8シリーズだろうと、その割り振られた数字的にも考えていたのですが、8シリーズは6シリーズの後継という位置づけになっています。そして8シリーズの後継が二代目6シリーズという、いかにも徒花的な8シリーズの立ち位置です。
CLはSLより上位という位置づけですが、SLも決して小さくなく、積まれるエンジンも高出力です。さらにSLはブラックシリーズでCLにはないパワーを吐き出しています。そんなことを考えながらCLを見ていると、Fセグメントの奥深さを感じてしまいます。
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