近所でいきなり珍しい車に出くわして驚くことは何度かありましたが、このファブデザイン「Desire722」もそんな1台でした。SLRマクラーレンの722Sロードスターがベースのコンプリートカーです。
東京オートサロンとドバイストリートのファブデザイン
このDesire722が日本に何台くらい存在するのかは私にはわかりません。2017年の東京オートサロンでも白い個体が展示されていましたし、オフィスケイが主催するドバイストリートでもやはり白のDesire722を楽しませてもらいました。ドバイストリートでは左右3本ずつの6本出しマフラーやワニ革内装や赤革内装、そして360km/hまで刻まれたメーターパネルなどを間近で楽しむことができましたが、今考えればオーナーの方にもっといろいろとお話をうかがっていればという思いです。
イズ・ミーの鏡面プリウスもドバイストリートに
ちなみにこの回のドバイストリートでは、都内のレザー張り替えショップ「イズミー」が手がけた鏡面プリウスも来ており、内装が奇しくも同じ真っ赤だったので、ファブデザインのDesire722と間近に比較できて本当に面白かったです。この鏡面プリウスはこのときすでにイズミーの手元を離れていましたが、長年イズミーの営業車として活躍していた一台となります。
ファブデザインの中古車を探してみると
私が確認している限りですが、ファブデザインのコンプリートカーがグーネットやカーセンセーで同時に10台以上も姿を現すことはありません。マクラーレンのテルソスパイダーやSLS AMGなど、スーパーカーをメインターゲットとするチューナーだけあって、台数はいつも10台以下にとどまっています。当然、中古車サイトでファブデザイン自体のカテゴリーなどありませんから、探すときにはキーワード検索で「ファブ デザイン」「fab design」と検索する他ありません。「ファブ デザイン」ではヒットしないのに「fab design」でヒットしたりと、お店のキーワード付けによってブレがあるのでご注意ください。
もっと本気で探したい場合には、店舗にお願いして指名買いというのも良いかもしれません。グートスポーツやパグコレクションのようなショップならファブデザインオーナーへのツテがありそうな気がします。気がするレベルですが。
SLRマクラーレンの中古車はというと
ファブデザインのようなコンプリートカーではなく、ノーマルのSLRマクラーレンの中古車となると、ファブデザインよりは数が期待できます。ロードスターのほうが数は少ないですが、いつも何台かは必ず売り出されています。
私がSLRマクラーレンを初めてじっくりまじまじと見たのは、ボロネーゼの麻布ショールームでした。2011年の4月にラピードの中古車を見に足を運んだのですが、2,100万円のプライスタグが貼られたラピードの左隣りにいたのが、SLRマクラーレンでした(右隣りはガヤルド)。スタッフの方によると、SLRマクラーレンという車は「もう機構的には古い車」とのことでしたが、6年以上経った今でもSLRマクラーレンはまだまだ魅力的です。ましてやファブデザインの手が入ったDesire722を見てしまうと、第一線にいる現役そのものにしか思えません。またどこかで遭遇してみたいものです。
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