三菱アウトランダーのプラグインハイブリッドです。プラグインではない普通のハイブリッドカーは、プリウスやアクアのおかげですっかり国民車になりました。電気自動車もテスラやBMWがメディアを賑わすので、心理的な距離感は近いです。ただ、プラグインハイブリッドとなるとまだ代名詞的車種もありませんので、もうしばらくは物珍しさを味わえそうです。
プラグインハイブリッドという呼び名から従来のハイブリッドカー寄りに感じそうですが、実際は電気自動車寄りで、レンジエクステンダー付きのEVと言って差し支えないと思います。三菱としてもこのアウトランダーについて電気自動車の面をアピールしています。一回の外出で60km以上走行する人は、日本では1割しかいません。9割の人が走行距離60km未満で暮らしています。つまり、EVとして電気走行が60kmできれば、一滴もガソリンを使わずに暮らせます。そしてアウトランダーは60km走れます。
プラグインハイブリッドは日本にまだ二車種しかありません。プリウスとアウトランダーのみです。プリウスが26.4kmしか電気走行できない点を考えると、確かにアウトランダーは有力な選択肢たり得ます。「電気を使い果たしたらそこでガソリンを使えば良い」。発想が新感覚。普段は電気自動車として走り、いざとなったらガソリンスタンドのインフラを利用できるので、いいとこ取りの一台でもあります。
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